今日は、筋トレとアルコールの関係についてお話ししていきたいと思います。
筋トレをした後にお酒を飲むと
トレーニングをした後、『テストステロン』というタンパク質を合成させて、筋肉を作ってくれるホルモンが分泌されます。
しかし、アルコールを摂取することで、テストステロンの分泌が減ってしまうのです。
それだけでなくアルコールの摂取により『コルチゾール』という筋肉を分解する働きをもったホルモンが分泌してしまうのです。
つまり、せっかくトレーニングをしたにも関わらずトレーニングの効果を減少させてしまうのです。
超回復が遅くなる
前回、肝臓がアルコールを代謝する際に他の機能が作用しにくくなるとお伝えした通り、トレーニングで傷んだ筋肉を修復してくれるタンパク質も筋肉に届きづらくなります。
その結果超回復のスピードも遅くなってしまうのです。
お酒は飲まない方がいい?
確かにお酒を飲むことによってのデメリットが多く、筋トレにもいい効果を及ぼしませんが、適度なお酒の摂取は緊張や不安を和らげ、心をリラックスさせる効果もあります。
出来る限り、トレーニングをした日は飲まないようにしてトレーニングの効果を落とさないようにしましょう。
またお酒を飲む際にも、身体のことを気遣い飲みすぎには十分に気をつけましょう。
厚生労働省は「健康日本21」の中で「節度ある適度な飲酒」を次のように述べています。
「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」
20gとは大体「ビール中ビン1本」「日本酒1合」「チュウハイ(7%)350mL缶1本」「ウィスキーダブル1杯」に相当します。
物足りなくも感じてしまいますが、健康のためにも節度ある適度な飲酒を心掛けましょう。