皆さんは、夜ぐっすりと眠れていますか?
質の良い睡眠が取れていますか?
今回は睡眠の質を上げてくれる筋トレのメカ二ズムについてお話ししていきます。
そもそも睡眠とは
私たちが寝ている間には大きく分けて2つの時間が存在します。
・レム睡眠
・ノンレム睡眠
レム睡眠とは簡単に説明すると、『浅い眠り』の時です。
夢を見ているときは浅い眠りで、脳は活動しているが外見的には寝ている状態を『レム睡眠』と呼びます。
一方で深い眠りになり、脳の活動が落ち着いているときを『ノンレム睡眠』と呼んでいます。
通常時、就寝してから間もなくノンレム睡眠となり90分程でレム睡眠に移行しています。これを1セットとし、繰り返しているのです。
睡眠の質とは
睡眠はさらに5つに分けられます。
このノンレム睡眠の中でも『徐波睡眠』の時間が長くなるほど、深い睡眠ができており『質の高い睡眠』ができていると言われています。
一般的に年齢を重ねるごとに、睡眠の質は落ちていきます。
これは、眠りに着くまでの『入眠潜時』の時間が長くなってしまうのと、深い眠りの時間『徐波睡眠』の時間が短くなってしまうことが原因です。
筋トレがどう睡眠に関わっているのか
筋トレが睡眠に関わる効果
①:体温が上昇する
筋トレにより睡眠時の体温が上がります。その結果『徐波睡眠』を誘発し深い眠りにつきやすくなります。
②:睡眠時の心拍数を低下させる
筋トレにより心拍数が増加することで、副交感神経である迷走神経を活発にさせます。迷走神経は睡眠時の心拍数を下げて睡眠の質を向上させてくれる働きがあります。
③:ストレスなどの不安解消
筋トレをすることで『セロトニン』という『幸せホルモン』が分泌されます。
その結果ストレスなどを軽減させてくれることで睡眠の質が向上されます。
不規則な生活や睡眠の質が悪いと、肉体的な疲労だけでなく精神的な疲労にも繋がっていきます。
睡眠時間を延ばせなくても、睡眠の質を上げることでグッスリと眠れるようになり、気分も向上してきます!
筋トレをすることで、肉体の変化だけでなく睡眠の質や生活の変化を与えてくれるのです!